ハッピー体質の人が実践している一つの事

 

ーそもそもハッピーの基準って何だろうー

今幸せですか?それはなぜですか?
それとも今幸せより不安な気持ちですか?それはなぜでしょう?

いつも前向きな42歳のジェシカさんと小さなことに悩んでしまう28歳のアンディさんがいたとしたら、例え同じシチュエーションであっても上記のような問いかけに対して出される回答ははっきりと分かれることでしょう。例えば、転職をしました。それもずっと心から願っていた夢の仕事です。しかし少々ハードワーク。ジェシカさんは「さぁ、これからどんどん新しいことを覚えて頑張ろう。結構忙しい職場だから、体調管理もしっかりしないとね。休みの日にシゲタのオイルでも買ってきてマッサージしよう。白目をむくほどスカッとした良い香りでリフレッシュ出来るしね。最近身体もほったらかしでデップリしてきてたしキビキビ働けば引き締まるかもね。」と毎日、毎瞬が人生の学びだと感謝して張り切っています。

そしてアンディさんは転職が決まった時はとても喜びました。感謝もしました。でも、いざ働き始めると想像以上に覚えることが多くて不安になってきました。転職出来たのは何かの手違いじゃないのか。足手まといにならないか。と心配で胸がいっぱい。体力もないし続くと良いけれど。。早くもストレスにやられそうです。これは転職の例えにだけ当てはまる訳ではありません。いつどんな時であってもアンディさんは不安を抱えて暮らしていくでしょう。例えポジティブな出来事が起こっても、その先の未来を見ては心配事を作りだしてしまうのです。

(心配事の多いアンディさん。悟られないように外見は強気を装っているのだそう)

一見するとジェシカさんの方が年齢も年上で、物覚えも体力的にもアンディさんより不利のように見えるのですが結局、ハッピー体質の人とそうでない人の違いというのは常に今置かれている状況、今ここにある自分の手持ちカードの扱い方だけなのです。

例え一見するとあまり宜しくない状況にあったとしても、起こってしまったことは仕方がないと、ありのまま受け入れていけるか、抵抗するか。ハッピー体質の人だからと言って特別に奇跡のような良い事ばかり起こっている訳ではないのです。ただ、どんな時でも受け入れて、引きずらない。そしてパッと感情を切り替えてしまうのが得意だから大事に至る前にネガティブな状況を終わりにしてしまえるのです。手放しが上手なのです。手放しとは、簡単に言えばフォーカスをずらすとも言えます。

だからといって、アンディさんタイプの人が「よしっ!じゃあ、今日からなんでも受け入れてポジティブに物事を考えるようにしよう!」と思っても、性格によっては難しいかもしれません。もともとポジティブに変換することが得意ではないのですから、今日明日思い立ったから出来るというものではありませんね。

(頑張り過ぎて食欲もなくなってしまったアンディさん。元気になって欲しい)

数日は意識的にめちゃくちゃ頑張ってポジティブ思考が出来るかもしれませんが、何か問題となる出来事が起こった時はあっという間に元の姿に戻ってしまうかもしれません。そして、ポジティブに考えるという事自体がストレスとなる事も考えられます。そんな時に肩でも叩かれて「ポジティブに考えなよ」なんて言われた日には歯をむいて怒りたくなるかもしれません。では、どうしたら良いのかしら?もう一つの解決策がありそうです。それは、今ここをあるがままに受け入れつつ、フォーカスを心地良さへずらすという方法です。

ハッピー体質ジェシカさんの場合、ポジティブに考えるという事以外にもう一つ実践していましたね。それは、今置かれている状況、今ここをありのまま受け入れ、そしてさらっと手放すということです。どっぷりと状況や感情に浸からず、自分の不足にばかり目をやらず、自分の心地のいい思考へ切り替えて進んでいます。これはいつも必ずコラムに出てくることですが、マインドフルネスの実践です。【今ここ】にしっかりと根ざして丁寧に暮らしていくマインドフルネスは、こんなところでも活躍します。

(いつも心地良く過ごしているジェシカさんは肌の色つやも良い。)

ーエクササイズをしてみようー

今回は、ハッピー体質になるために実践してみたいエクササイズを一つご紹介していきます。感謝のエクササイズです。はい、終わった、感謝ね、、引き寄せの法則でも感謝をするのが良いとか言われてるけど、苦手なんだよねぇ、、。という人も結構いるのではないでしょうか。何を隠そう私も感謝でうまくいかなかった口なのです。ここでいう感謝のエクササイズは少し違います。実は、感謝ってなかなか高度だったりします。言葉でありがとうというのはとても簡単ですが、感情で感謝を感じられないと意味がないのです。なぜなら、思考の下で感じている事が実際私たちが体験することを決めているからです。ありがとうと言いながら、その下で感じていることが(感謝すれば良い事あるんでしょう?一体いつそれはやってくるのかな。)という疑いだったりモヤモヤだとしたら、この先体験することはその感じている感覚と似たようなもの。疑うような出来事やモヤモヤした出来事となります。感謝とは、枯渇した心から無理やり搾り出すのではなく、満たされた心から自然と湧き出てくるものなのです。では、どうしたら良いのでしょう。どうしたら満たされた心になって、無理なく感謝の感情が湧き出てくるのでしょう。それは、いつもコラムで書いていることになりますが、心地良さにフォーカスする事です。心地良さを生活の主軸にするのです。心地良さなんてものを生活の主軸にするなんて、と侮るなかれです。この効果たるや、、、まぁ、まずは1週間実践していきましょう。

ーどうやって始めようー始めは気乗りしないかもしれませんが、毎日のストレッチやエクササイズと思って実践してみてください。意識的に今ここにある小さなこと、今ここで行っている行動を丁寧に味わって過ごすのです。

朝起きた時から始めます。寝起きはまだボンヤリしていて比較的思考が活性化していません。そこからシーツや寝具の心地よさを味わいます。ゆったりとした呼吸を味わってみましょう。自分を安心させる言葉を一言自分に伝えましょう。例えば「きっと何か小さな良い事があるかもしれないよ。」とか、「温かい飲み物作ってゆっくり飲もうね」とか無理のないありそうな、出来そうな事を一言。いつもならいきなり今日の仕事や予定の流れを頭で確認したり、「はぁ、今日が始まっちゃった。。」の第一声を自分にかけたり、ニュースを流してネガティブな情報を無意識に取り入れたりして朝をスタートさせていたかもしれませんが、意識的に自分を安心させる心地よさからスタートを切ります。

それから身支度をしたり、コーヒーを飲んだりいつものルーティーンに入りますが、それら1つ1つを丁寧にしっかりと味わっていきます。バタバタしないように少しだけ早く起きられたら起きて自分の時間を5分でも持てるとさらに良いですね。私は家族が起きてくる前にコンディションを整えておきたいので、30分は自分の時間を確保出来るように起きています。

・顔を洗う時は、顔を洗うことを丁寧に。お水の温度やフェイスウォッシュの香りや泡を味わって。
・スキンケアは顔を労って丁寧に、顔を包み込んでぐんぐん染み込んでいくのを味わって。(どんどん細胞が生まれ変わって好みの顔に近づいていくイメージも同時に持てたらさらに気分良し。それがモヤモヤするとか面倒だったらしない方が気分良し。自分の心に従って見てください。それが正解です。)
・朝ごはんの支度中はASMRを楽しむように、様々な音や香りを味わいましょう。包丁のトントンや、お鍋のクツクツという音に意識を向けるとなんともほっこりしたいい気分になるのです。大した料理でなくても、美味しい気がします。それぞれの食べ物が神聖に感じて栄養も高まるような気分になります。(自分や家族がそれを口にしたらますます健康になるとイメージするのも気分が良くなります)


そして出来れば5分でも、自分が良い気分になる何かをプレゼントして見てください。好きな音楽を1曲しっかり味わうとか、コーヒーをゆっくり味わう、自分をいい気分にさせてくれる言葉をかけたり、ジャーナルを書いたり、瞑想をしてみたり、ヨガをしたり。

 

これを生活の主軸にしていきます。今、朝だけにフォーカスをしましたが、1日を通して今ここでしていることを丁寧に味わう、心地よさを大切にしていくということです。日中忙しかったり、モヤモヤすることが起こったりして忘れてしまっても、また気がついた時に戻っていきましょう。

やりたくない仕事だからとてもじゃないけど、いい気分になんてなれない。という場合もあるでしょう。その場合、淡々と仕事を丁寧にこなしていきます。そしてふとした時にはさっき言われたあれこれを思い出してモヤモヤする代わりに、この先を心配するかわりに、自分を心地良くしてくれるイメージをしたり、癒しキャラのことを思い浮かべてみたり(スマホの待受にしておいたり、ポーチやハンカチの柄に取り入れたり、デスクに飾ったりして頻繁に目にできると良いですね。私も取り入れています。私はおえかきさんのハンギョドンに無条件に癒されます。あ、聞いてませんねすみません。)、ペットを思い出したり、トイレに行った時にゆっくり呼吸を味わったり、いい香りを嗅いでみたり、休憩時間に音楽を聞いたり、帰りに1つ何かを自分に買ってあげよう、食べさせてあげようと考えたり、友達と電話しようと考えたり、週末の楽しい予定を考えてみたり、5分だけ瞑想したり、お昼寝したり、ただボヘーーとするなどなど。とにかく自分の思考は自由です。現実は淡々と流してこなし、モヤっとしたらすかさず思考で自分を満たす、休憩中は楽しむ。これをコツコツと繰り返して毎日を過ごしていくと、次第に心地よさが生活のベースのムードとなっていきます

 

すると自然と心の中が優しい気持ちで満たされて、何かこれといって良いことが起こっていなくても嬉しい気持ちになってきます。なんだかこんな平凡な毎日がありがたいな。とぼんやり感じたりし始めます。

このぼんやり出てくるありがたいな、を大切にしてください。心地よさを大切にすると、ありがたいの感謝の木に毎日お水を与えているような状態になります。

そのありがたいの感謝の木が育つと、私たちはとても自然にポジティブ思考、ハッピー体質と呼ばれるような存在となってしまうのです。自然なポジティブは無理がないので、あなたがナチュラルに存在するだけで周りの人たちにも心地良さを与えるという大きな影響力があります。だから、心地良さを雑に扱わず素晴らしいハッピーの万能ツールとして是非大切にしてみてください。


良い気分になるアイディア

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