#29 一日中良い気分でいられる魔法
人生に沢山の幸福や豊かさ、健康が舞い込んでくる方法は感謝をすること。とよく耳にする方もいるのではないでしょうか。確かに感謝というのはとても良い波動なので、私たちに多くの良い気分になる事をギフトのように与えてくれます。
けれど、これは人によるとは思いますが、意外に難しい。いわゆる人とのやりとりのありがとうという感謝だけではなく、日常のありふれたシーンで本当にありがたいなぁ。としみじみ思う。そんな感謝は案外難しいものです。
でも、このしみじみ感じるありがとうの波動、これがとんでもなく私たちの心を満たしてくれて、のちに様々なラッキーや幸福を運んできてくれるからとても大切。だけれど、”ありがとう”といくら言っても、良い気分にならない。しみじみ感じられない。なんだかわざとらしく感じたり、変に偽善者みたいに感じたり、こんな当たり前の事に心が小躍りするような感謝なんて感じられない。と思考が抵抗したりして、感謝の気持ちがフワーっと自然とハートから湧きだすような事はなかなか普段ないのではないでしょうか。
私も感謝はとても大切だと感じながらも、なかなかフワフワ心地よくなる程に感情が動かなくてどうしたら良いのかなと日々模索していた時がありました。そんな中、3つの事を意識してみたらいつでもすぐに良い気分になれることに気が付いたのです。
もちろん私の場合なので、人によってどんな感覚になるかは違うと思いますがその3つの事とはこんな感じです。
ー 朝起きたてから意識して目の前の物を味わってみる
ー もしもこれが無かったら。居なかったら。と考えてみる
ー 小さなものにもサポートしてくれる仲間として関わってみる
この3つのどれかをいつも意識するようにすると、私の場合はジワーっと感謝がハートに広がっていくのです。具体的に1つずつ見ていきましょう。
ー 朝起きたてから意識して目の前の物を味わってみる
寝起きはまだ意識がぼんやりしていて比較的自分の意識を作りやすい時間です。どこに意識を持って一日を過ごしたいかを決めてそれをキープできるようにチューニングできる大切なタイミングなのです。例えば私の場合にはこの寝起きのタイミングで ”良い気分を一日中選んで生きる” と決めています。そして早速、心配事や昨日の出来事に思いを馳せるよりも早く良い気分になる意識へ持っていくのです。
例えば、私の場合には寝具を味わいます。自分の体温で温まった心地の良いシーツ、布団、枕を楽しみます。心で”あぁ良い気分。皆ありがとうね。今晩もよろしくね。”と言って目を開けます。今日も見える目を味わいます。窓の外から聞こえる鳥の声や車の音に耳を澄ませます。クリアに聞こえる耳を味わいます。ゆっくり起き上がって歩きます。この時自分一人で立てる事、一歩一歩の足の感覚を味わいます。このように今目の前で自分が体験している事一つ一つを意識して楽しんで味わいます。これだけでも、ジンワリと有難さがしみわたります。マインドフルネスのベーシックです。一日を通して練習を楽しく繰り返しています。興味がある方はぜひ一緒にやってみませんか。
意識がそれてもOK。自分を窮屈にせず、出来ないと責めず、しなきゃと踏ん張らずリラックスしてゆっくりと。毎日繰り返していれば少しずつこの生き方がベースになっていきます。朝からスタート、これがポイントです。でも日中忙しくて離れてしまったら、そこからまた始めれば良い。楽しくゆっくり。
ー もしもこれが無かったら。居なかったら。と考えてみる
これは結構パワフルに有り難さを感じられると私は感じています。例えば私の場合、やる事が多い中でぐっちゃぐちゃにとりあえず取り込んでおいた家族の洗濯物。これを後で畳もうとスルーしていたのだけれど、いよいよ畳むとき。一瞬ドッと疲れが流れ込んできた時に間髪入れずこう考えてみる。
(でも、ありがたいな。家族が私にはいるって証拠なんだな。運動着も靴下も、娘に足があるから靴下履けるわけだし、元気だから運動着も着れるってことか。あぁ、ありがたいな。)すると、何と、洗濯物が愛らしい笑 家族がいる事、健康な事への感謝が湧き出てくるのです。
例えば、食事を作るのが面倒。テンションが下がり始めたらまたもや間髪入れず(でも、食べられるって素敵だな。もしも自分や誰かが食欲なかったら、、、そう考えるとなんだかんだいって美味しくもぐもぐ食べられるってありがたいな。嬉しい事だな。食材も手元にあって、ありがたいな。)すると、何と、感謝の気持ちがジンワリ湧き出てくる。
例えば、今の家に不満がある。そんな物質的なものであっても(でも、雨風しのげて、ぐーたらしてても近所の人に見られないプライベート空間が与えられていて、網戸があるから変な虫もゴミも入ってこないしさ、もしも、今これらが無くなってしまったら、、、その時にはこれらは喉から手が出るほど欲しい物になるんだろうな。そう考えると今、全てあるんだな。。。。あぁ、ありがたいな。)こんな感じでありがたさが湧いてきます。
”今ない” ”これはあるけど、あれがない” つい不足に私たちは目が行きがちです。そしてそれを満たしてくれるものを探しますが、またすぐに不足に目がいって堂々巡り。いつも何だか心は満たされません。
でも、毎日少しずつ今ある満足に目を向けてみます。そうはいっても、これがある。そうはいっても、まだこれが出来る。こうして小さな満足を重箱の隅をつつくように探して味わってみると、探していたものはここにあるという感覚が体感を持って感じ始めます。すると、引き寄せはもっともっとと働いて、気が付いたら満足がどんどん与えられ、”ない”から”ある”を体験し始めるのです。
ー 小さなものにもサポートしてくれる仲間として関わってみる
私たちは毎日沢山の物たちのサポートを受けて生きています。例えばお水を飲むためにはグラスが必要ですね。冷蔵庫が機能するから食材の鮮度を保てる。電気が流れているから冷蔵庫は機能する。ドライヤーがあるから髪を乾かせて、もしもドライヤーのどこかのネジが外れていたらそのサポートは受けられない。
そう考えると、どれもこれも愛おしくて、完璧なタイミングでけなげに私たちの生活がスムーズに流れるようにサポートしてくれていると感じます。なので、意識的にその時その時に使う物たちを感じてみるようにしてみます。するとこれまた感謝の気持ちがじんわりと心に広がります。まるで全てが意志を持った生き物のように感じられます。縁あって自分の元にやってきてくれた者たちよ、ありがとう。おかげで私はとても便利で快適に生きています。って伝えたくなるのです。
いかがでしたか?ほんの少しでも、何かのヒントになれたなら、とても幸せです。
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