#40 止められない思考を止めなくていい理由

マインドフルネスや潜在意識、引き寄せなどを学んで実践していると、感情が現実を創造するという事を理解しているために”ポジティブにならなきゃ。”とか、”心地良くありたい” ”今の感情をどうにか鎮めたい”という焦りの気持ちが強くなることありませんか?

良いも悪いも判断せず、今の思考や感情を眺めよう。と始めたマインドフルネスや瞑想も、あまりにも何度も繰り返し似たような思考や感情が湧き出て止まらないと、人間の心理としてどうしてもこれは良くない、止めたい、早く消えていってほしい、という思いが出てくるものです。

そして、”どうして私には上手く出来ないのだろう。やっぱり私って駄目だ。”と自己否定するというループに入ってしまったり。そうすると鬱々とした気分でますます心は覆われて辛くなる人も少なくないかもしれません。何を隠そう、私自身もそのような経験をしたのでよく分かります。

良いも悪いも判断せずあるがままを観察しているつもりが、いつの間にか真剣になりすぎてその見張りが厳しくなり ”そんな事思っちゃダメなのに。どうしてまた思ってるんだ。” と無意識レベルで思考を操作しようとしてしまうのです。シンプルにただ心地良くいましょう、良い気分を選べば良いのですと言われても、それが難しいんだよ。。。と。





心地良くいるとは、平たく言えば自分に優しくあるということ。心地良くいなきゃ!は、自分に優しいだろうか?逆にプレッシャーをかけていないかな?ある日の朝、歯を磨きながらふと湧き出てきた疑問でした。
そっか、私は心地良さをまだ履き違えているのかもしれない。あまりにも長年人と比べ自分に厳しい評価をし続けたので、心地良さをも強要しているのかもしれない。では、どうしたらもっと自分に優しくいられるだろう。そんな時ふと目にした動画を通して発見したのです。なるへど!!目をひん剥きすぎて目ん玉外れそうな程(意味不明)新発見、そしてしっくりくるという感覚でした。

もしもあなたにも当てはまるなら、何もかもうまくいかない!もうどうしたら良いのさ!そんな時に試してみて欲しいアイディアを1つシェアしたいと思います。

それは、”この思考や感情が出てくるたびに、身体から1つ出ていった。”という考えです。

え?どういう事?と思われるかもしれませんね。でも、考えてみて下さい。例えば身体でも溜まった不要な物は身体から出しますよね。それは排泄であったり、膿であったり、ターンオーバーなど。そうしてスッキリとして生まれ変わり整うわけです。これと全く同じことがエネルギー的にも起こっているとしたら、どうでしょうか?

身体の内側に溜まっていた怒りや不安、嫉妬心、自己否定する気持ち、劣等感、不足の気持ち、あらゆる痛み、、、それが一つ、また一つと認識するたび身体から出て行っている。
今感じている嫌な気持ちや思考、痛みは、身体から消えていくその瞬間を見送っているという事。
どうですか?そうやって考えてみるとなんだかホッとしないでしょうか?このホッとするという感情がとても大切なのです。なぜなら、ホッとする感情はこの先さらにホッとする出来事を増やすからです。

”そうか!じゃあ出てくる思考も感情も止めなくて良いんだ。むしろ、サヨナラ~。と見送ればいいんだ。これでまた一つ身体から減っていった。と小さく拍手すればいいんだ。” と、この新しい思考があなたにダウンロードされたのなら、何が起こるか?それは本当に一つ、また一つと消えていくという事です。感じることがこの先の現実を創っていきます。





今までは、”この思考が止められない。だから現実が良くならないんだ。”という焦りの感情が実際に気持ちを焦らせ、現実も変わらないという創造をしていました。そしてますます必死に瞑想をしたり、良い気分にフォーカスしようと頑張ってみたり。少しは良くなっても何だか続かない。疲れてしまう。そもそも何だか楽しく過ごせてない。

でも、”この思考や感情は止まらないんじゃない。むしろ溜めに溜めまくったものが身体から出て行っているプロセスを見ているんだ。だから現実はどんどん良くなっていくだろう。”という新しい考えを採用したのなら、心を安心させ、現実はどんどん良くならざるを得ないのです。実は一番マインドフルネスを実践している状態になっているのです。良いも悪いも判断せず、ありのままを観察する。このマインドフルネスの真髄がここに詰まっているのです。





もし、思考がぐるぐる止まらない、不安で仕方がない、そんな自分が嫌。そんな時、是非アイディアの一つとして実践してみることをおすすめします。これはどんな悩みや問題にも使えます。もしこのアイディアがしっくりきたのなら子供や家族、友達など大切な人にもシェアしていただければ良いのかなと思います。

私も子供に以前は「なるべく楽しい事を考えて、気分が良いように自分にしてあげるんだよ。」と言っていました。不足に目を向けるよりも、良い気分になる事を探すのは大切ですが、場合によってはそれがストレスになる事もありますよね。楽しい事を考えなきゃダメ。こんなことを考えたらいけないと感情を抑えてしまっては逆効果。だから、「感情に素直に、我慢しないで吐き出したらいいよ。体から一つ減っていくからね。」これも付け加えて伝えるようになりました。やみくもに誰かに感情をぶつけるのは違いますが、ここでの流れをまとめるとこうです。





①自分だけの時間をとって感情に向き合う。それを素直に身体から出してあげる。今それが一つ減っていったんだと自分を安心させてあげる。(感情だけでなく、問題と思っている事があれば、その問題について考える度に問題が減っていく、小さくなっていく。とする。)

②少し安心したところで、今自分が嬉しくなることやホッとする事をやってあげる。例えば温かいお茶を飲むとか漫画を読むとか散歩するとかなんでもOK。(今を味わう)

これをルーティンとして繰り返しているうちに、どんな感情がやってきても、恐れたり避けようとする事がなくなって、どんどん楽になっていきます。最初の頃はこの新しい思考に、馴染みの思考が抵抗して少し難しく感じるかもしれません。でもコツコツ繰り返しこの思考を採用していると、馴染みの思考が新しい思考に譲り始めます。気が付いたら自己否定の気持ちも無くなっている事に気が付くでしょう。もちろん、このアイディアがしっくりきた!やってみようかな。という気持ちが湧いたら取り入れてみて下さいね。これに関しても、向き不向きがあると思いますし、タイミングもありますからね。

毎日自分を安心させて、ほっこりとした気持ちで過ごせますように。あなただけの新しいアイディアが降ってくるかもしれません。

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