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助けたいのに、最後ちょっと怒ってる

砂浜に点々と残る小さな石。大切な人を急いで説得せず、少し距離を置いてそばにいることを選んだ日。

大切な人が困っていると、
何かしてあげたくなる。

できれば少しでも楽にしたい。
いい方向へ進んでほしい。

だから、つい言葉を探す。

「こう考えたら楽だよ」
「それなら、あそこへ相談した方がいいよ」
「やるなら早い方がいいよ」

このあたりまでは、
まだ親切だ。

でも相手が動かないと、

「自分がやっておこうか」
となり、

それでも別にいいと言われると、

「え、なんで?
じゃあもう知らないよ。どうなっても」

最後、ちょっと怒っている。

助けたかったはずなのに、
なぜか相手を追い詰めている。

本当に人が安心する時って、
正しい答えを教えてもらった時ではなく、

焦らず、詰め寄らず、
直そうともせず、

誰かがただ、
そばにいてくれた時だったりする。

分かっている。

分かっているのに、
また何か言いたくなる。

そんな時は、
言葉を探す前にコーヒーを淹れる。

相手を落ち着かせるためではなく、
まず自分を落ち着かせるために。

少し時間が経つと、

今すぐ何とかしなくても
良かったのかもしれないと思う。

助けたい気持ちは、そのままでいい。

ただ今日は
説得しない。

コーヒーを飲みながら、
隣にいる。

それで十分な時も、
たぶんある。

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