《マインドフルネスを極める》”上質な今ここ”と”今ここごっこ”の見極め方

ーそもそも【今ここ】ってなんだろう。それは私たちのたった今、この瞬間。ー

figのホームページではずっとマインドフルネスについてシェアしています。マインドフルネスというのは一言で言えば「目の前の事に集中する状態」「今起こっているあるがままに意識を向ける」という事です。これによって人生に起こる様々な出来事に一喜一憂したり感情に振り回されたりせず、いつでも心穏やかに満たされたマインドで生きる事が出来ます。そこで頻繁に出てくるキーワード【今ここ】。

【今ここ】とは【今のこの瞬間】とも言い換えられます。これはマインドフルネスの大切な要素でこれなくしては語れません。今、この瞬間に、ここで起こっている事にピントをしっかり合わせて生きていく。それが【今ここ】です。コラムでは【今ここ】という表現で説明を進めますが、【今のこの瞬間に目の前にある事】の事なんだと理解しておいてください。

まずマインドフルネスについて知りたい方はこちらから学べます。

【その1】 心が楽になる、マインドフルネスってなんですか?

【その2】 心が楽になる、マインドフルネスってなんですか?

【今ここ】はありとあらゆる事を体験できる大切な場所です。1秒後でも1秒前でもない【今ここ】。私たちはいつだって【今ここ】にしか人生を体験出来ません。それなのに、物心ついた時から今ここにいながら明日の予定を考えては心配したり、30分前に友達に言われて傷ついた一言にずっと意識を向けて落ち込んだりしています。

ちょっとだけ地黒だね。と言われて
大好きなバナナパイに気が乗らないアンディ。

パワーストーンの持つエネルギーとマインドフルネスで引き出す自身の持っている穏やかで満たされたエネルギーを組み合わせて、目覚めた豊かな人生を送る事をテーマにしている私は、お客様から様々なマインドフルネスの考え方について、またどうやってそれを自分の人生に取り入れてより良く生きれるかについてメールなどでご相談を受けることがあります。

その中でいつもお伝えしている事は流れに逆らわず、目の前に流れてきている【今ここ】【今のこの瞬間】にフォーカスをあてて丁寧に生活をすることで、不安や不満、不快感、明日への恐怖は自然と手放していくことが出来ますよ。という事なのですが、ここでとても大切なポイントがあるので、それについて今回はシェアさせていただきたいと思います。

ー”上質な今ここ”でしか、私たちは満たされないー

まず結論から言うと、それはタイトル通り”上質な今ここ”でなければ上手く作用しない。という事です。実はこれは私自身が身をもって体験しています。自分を実験台にかれこれ15年以上マインドフルネスを実践していますが、今ここに少しでもずれが生じていると全く平穏で満たされた気持ちになどなれません。

そんな時は、今ここに集中しているつもりで丁寧に物事を扱ってはいましたが、知らず知らずのうちに意識が今ここからずれていたのです。行動だけはやたら丁寧なんだけど、思考はどんどん今からずれていたのです。でもそうとも気が付かず、なぜ今ここにいるようにしているのに私の心は満たされないのだろうか。と真剣に悩んでいた時期がありました。

(今ここに100%存在出来れば心は過去や未来から開放される。確かにそうかもしれない。それは理解できるけど、でもそんなに言うほど簡単な事じゃない。とてもじゃないけど今ここにフォーカスをあてるだけではちっとも不安は消えないし、楽しくも無いしマインドフルネスなんて私には向いてないみたいだわ。もっと違うやり方で真の幸せに出会えるはず。。)とあれこれ随分浮気をして遠回りもしたものです。

ー外から幸せはやってこない。と知るー

引き寄せの法則も真似てみた。新月にお願い事を書き出して見たり、ネガティブの手放しだって色々な方法を試してみた。それ系の本も随分読んだものです。だけれど一時は何となく良くても、結局どれもこれも真にしっくりくる方法など見つからず、人であれ神であれスピリチュアルであれ、形は違えど結局自分の《外》に何かを求めている以上、どんなやり方も人生を満たしてなどくれなかったのでした。でもおかげで私は様々なスピリチュアル方面を学ぶことが出来、それらを組み合わせたオリジナルメソッドを見つけることが出来ました。そして今こうしてシェアが出来るのですから私には不可欠な流れだったのです。

それにしても外に幸せを求めていると、被害者意識すら湧き出てきます。(私はただ幸せになりたいだけなのに、あの人が認めてくれないから。。だからなれない。)とか(もう少しいい服があれば毎朝気分も良いだろうけど、私にはこれしかないから、、、)とか言い出したらキリがありません。

そんなフラリフラリと流されていた私のマインドがビシッと不動となり、《外》に求めていたものは例外なく全て私の中にあったことに気が付き、いつだって何を見ても経験してもブレずに穏やかなマインドを保てるようになったのは、今までやっていたのは【今ここごっこ】だったんだ。と気が付いた時からです。

中にはマインドフルネスを知ったと同時に上質な今ここを使いこなせる方もいらっしゃるかもしれませんが、地球の深い眠りについていた私は理解したつもりになって、今ここごっこをしていた時期がありました。それに気が付くまでに様々な体験をして、それを手放すべくあれこれ試してはメモを取り、調べ、本を読み、また試し、ノートは膨大な量のメモだらけ、、。そして結局また戻ってきて、気が付いたのです。やはり大切なのは【今ここ】。全てを手放せるのも【今ここ】しかない。しかも、私のは”今ここごっこ”だったからいけなかったんだ!!と。

では、”上質な今ここ”と”今ここごっこ”はどこに違いがあるのでしょうか。

それは今ここに身体だけでなく全意識が存在しているかいないかです。なんだそんな事。というかもしれませんね。とてもシンプルな事です。でも、実際にやってみると今ここに意識が完全に伴っていない事は結構あります。

そういう時は大抵ウィーーーーンというような低い波動が流れているような、ざわざわとした感覚を伴っているような、はたまたあからさまにネガティブな思考や苛立ちが存在しているのを感じるはずです。どんなに今ここに集中しているつもりでも、深い安らぎ感を感じられることはありません。それどころかこんな事やって何になるんだろう。それよりもっと楽しい事があるはずだと意識はどんどん外へ外へ、今より先のまだ見ぬ未来や過去へスライドしていきます。誰かや外へ幸せを求めます。すると結局いつもの満たされないマインド(思考)へと引き戻されていくのです。

今度は先日食べ損ねたバナナパイを
心から後悔しているアンディさん

”上質な今ここ”は、しっかりと意識も今に集中しています。1秒前でも後でもない、今にしっかりと自分が存在しています。今していることにグッとピントが合っている時には、マインド(思考)は静まり返りクリアでありながら今やっている事を味わうような感覚です。

洗濯物をたたもうと、駅の階段を上り下りしようと、それがどんなに日常の当たり前な些細な行動であってもとても楽しく穏やかなマインドが体中に広がっているのを感じます。状況は何も変わっていなくても、外側は何も自分に与えてくれなくても、心は満たされ、何もかもが自分の味方であるような気持になります。そしてその優しい感覚を他人にも無償で分け与えたくなります。心身が完ぺきに整っていく感覚を感じるかもしれません。そして実際にありとあらゆることが整いだすのです。

ここで一つ、分かりやすく”上質な今ここ”をご紹介します。実際に私がやっているものです。

”椅子に座っていたけれど喉が渇いたので、食器棚からグラスを取り出して冷蔵庫から水を取り出してグラスに注ぎそれを飲む”という行動を例に上質な今ここで行う場合の具体的な動きをご紹介します。

是非、上質な今こことはどのようなものかイメージしてみて下さい。そしてこのような感じで1日を通してご自身の日常を過ごされてみて下さい。

本を読むなら読むことやページをめくる事をツールにします。料理をするならその1つ1つの作業をツールにするのです。子供と遊ぶなら、その時間も大切なツールです。慣れるまでは結構なエクササイズのようですが、必ず身についていきます。どんな立場であっても、どんなシチュエーションであっても例外なくツールとなります。きっと穏やかで満たされた新しい次元へ進む事と思います。

ー椅子に座っているあなたは水が飲みたくなりました。そこで今から食器棚へ向かい戸を開けてグラスを選び、取り出し、それを持って冷蔵庫へ歩き、冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、グラスに注ぎ、冷蔵庫へミネラルウォーターを戻し、水を飲みます。ー

①椅子の感覚に意識を向けます。

座り心地を感じましょう。座面に触れている皮膚の感覚はどんな感じでしょう。足の裏は?ところで様々な生活音やエアコンの低い音、外から車や鳥の声なども聞こえますか。あれこれどんな感じかに思いを馳せないでシンプルに味わいます。そして丁寧に立ち上がります。

②食器棚へ向かう最中の歩きに意識を向けましょう。

あなたにある”今ここ”は部屋の床と足の裏の感覚です。一歩一歩を味わいます。全意識を一歩に向けます。床に接地する感覚を楽しみます。スリッパを履いているならスリッパの音、他の家族がパソコンをしているカチャカチャという音などがするのならそんな音にもシンプルに意識を向けて味わいましょう。

③食器棚の前に着きました。立ち止まり、丁寧に食器棚の戸に手を触れます。

そして戸を開けることに意識を向けましょう。開ける時に湧き出る音にも耳を傾けます。戸を開けながら意識はすでにグラスを選んでいませんか?あなたにある”今ここ”はまだグラスではなく戸です。戸を開けることを味わいましょう。

④戸を開けたらここで初めて棚に並んでいるグラスたちを眺めましょう。

あれこれジャッジしていませんか?このグラスはあまり好きじゃない。何で買ったんだろう。そのような思考が湧いても放っておいて、ただシンプルにグラスを眺めてピンとくる一つを選びましょう。選んだグラスに手を伸ばしてグラスを持ちます。他のグラスに当たってカランと音が鳴るかもしれません。そんな湧き出る音も楽しみましょう。あれこれ思いを巡らせずシンプルに楽しみます。グラスの素材感、重み、輝きを味わいましょう。あなたの”今ここ”はグラスとそれを持つ手、です。

⑤戸を閉めます。戸を閉めることに目と手、意識を向けて味わいます。

スライド式ならガラガラという音、開閉式ならコトンという閉じる時の音も味わいます。戸から手を離します。戸が離れる感覚を味わいましょう。

⑥グラスを持ったまま冷蔵庫へ向かいます。

この時すでに気持ちは先急ぎ冷蔵庫の中の水に意識が向いていませんか?もしくは今に全く関係のない事に意識が持っていかれているかもしれません。あなたの”今ここ”はグラスを持ち冷蔵庫へ歩いている、です。歩いている事を味わいましょう。

先程同様足の裏の感覚にも意識を向けられますか。そしてもし近くのテーブルにグラスを置くのならグラスを置く時のコトンという音を味わいましょう。音はとても心を静めるのに役に立ちます。もし、他の誰かの生活音なども聞こえるのならシンプルにそんな様々な音も楽しみましょう。

⑦冷蔵庫を開けます。開けることを味わいます。

それから目でミネラルウォーターを見つけ、今度はミネラルウォーターを取り出す感覚に意識を向けます。また気が付いたら意識は他へ行っていませんでしたか?意識を今ここへ呼び戻し、ボトルの触り心地、隣の飲み物などとぶつかって湧き出る音を楽しみます。そして今度は冷蔵庫を閉じることに手、目、意識を向けます。

⑧ミネラルウォーターをテーブルに置くことを味わい、蓋を開けることに意識を向けます。

蓋を丁寧にテーブルに置き、ミネラルウォーターを持ちます。グラスに注ぐときにはグラスに意識を向けます。コポコポと注ぐ音、きらめく水が注がれていく様子を味わいましょう。これこそまさにあなたの”今ここ”です。ただ水を注ぐという行為に癒された気持ちになりませんか。もしそうであれば、あなたは完全に意識ごと今ここに存在しています。

⑨ミネラルウォーターをテーブルに置きます。

置く時も意識はきちんと集中しましょう。蓋を手に取り丁寧に蓋を閉めましょう。閉める時の小さな音達にも意識を向けましょう。

またまた意識はどこかへ行っていませんでしたか?数分後にするべきことに意識が囚われていませんか。さらにはさっさとこんな事は終えたいと気持ちが急いでいるかもしれません。もしくはあれこれ過去や未来を心配していませんか。あなたは今そこにはいません。あなたが考えている人は今ここにいないのです。その過去の出来事は今はもう関係がないのです。

結婚記念のグラスを割られたことは
今とは関係が無いのです….

必要な時に必要な情報やするべき事はきちんと思い出すので安心して放っておきましょう。解決すべき問題も、きちんとそのタイミングに解決のアイディアが出てきます。だから大丈夫。見えないものを信頼するという力もここで養います。

⑩ミネラルウォーターを持ち、冷蔵庫を丁寧に開けます。

開ける時の冷蔵庫の扉の独特な音にも気が付いていますか。意識がきちんと向いている時には音すらも心地が良く浮き出てくるような感覚です。ミネラルウォーターを元に戻します。丁寧に最後まで扉を閉めることに意識を向けましょう。扉を閉め切ったのを確認してから手を扉から離しましょう。

⑪グラスを手に持ちグラスの水のきらめきを楽しみましょう。

唇に当たるグラスを感じて水を味わいましょう。口の中に広がる冷たさ、みずみずしさを味わいます。のど越しを楽しみましょう。しっかりと今に意識が向いていれば、「はぁー」という安心感に似たため息がしたくなったり、うっとり目を閉じたくなるほど飲むという行為が気持ちがいいはずです。

⑫グラスを丁寧にテーブルに置きます。コトンという音を楽しみます。

いかがですか?これが”上質な今ここ”です。書き出してみると長く感じますが、実際にはほんの1、2分の事だと思います。実際にやってみるとこの数分にも関わらず想像以上に意識は今ここから離れてしまう事に驚くかもしれません。

また、たった数分の事にも関わらず、気持ちはいつもその先へなぜだか急いでいる事に気が付くかもしれません。《ここにいるのに、そこに行こうとする思考》これはとてもストレスフルです。

でもそこで自分をダメだと責めず、シンプルに気が付いた時に意識を今ここへ戻してあげてください。何か気を取られることがあると特に意識は”ここ”から”そこ”へ行きがちですが次第に今ここにいる時間は長くなっていきます。初めは慎重にゆっくりとした動作になるかもしれませんが、次第にいつものスピードでも出来るようになります。

このように今ここで日常を過ごしているとマインドは静まり返り、一つ一つのなんて事のない行動に深みが出てきます。それは見ている人にもとても優雅な印象を与える事でしょう。行動+音を同時に感じ取ると、より一層今ここにブレずにいやすくなりますよ。行動+音に意識を向けている時、私たちは過去や未来を同時に心配する事は出来ません。意識はそこまで器用ではないのです。音に意識を向ける時はシンプルに。あれこれと分析したりこれは○○の音だ。などと考えないでシンプルに味わいます。

ーストレスフリー。一喜一憂しない新しい世界の始まりー

こうして全ての行動を意識していくと、非常にマインドは整っていきます。あれこれと出来事に一喜一憂したり、人や出来事をジャッジしたりする暇が無く、思考が湧かないのです。特に何か自分の心を乱すような出来事が起こった時や、これからあるぞ、と分かっているような時には、間髪入れず”上質な今ここ”へ意識を持っていくことはとても大切です。

ネガティブな思考はとても強いので、初めはなかなかネガティヴに引っ張られて難しいかもしれませんが、次第にネガティヴが立ち上がることに早く気が付いて、しっかりと今ここに意識を持っていくことが可能になっていきますよ。ネガティブに気が付くという事は、目覚めていくという事。一喜一憂しない豊かな新しい次元の始まりです。ここから私たちは自分の人生を創造していけるのです。

こうして上質な今ここを日々過ごしていくと、自分が放つ波動が軽やかになっていきます。ごっそりと手放しが可能になります。するとその波動に見合った現実が現れ始めます。必死になっていた時よりもスルりと負のループから抜け出すことになります。

自分にも他者や、小さな物事に暖かな寛大な気持ちが自然に芽生えます。なんて事のない事に幸せや温もりを感じ出すでしょう。一つ一つに丁寧に向き合うことで、小さな存在にも敬意を払いたくなっていきます。街角の雑草や小鳥の声に。カーテンから溢れる太陽の光に。子供や家族の寝顔に。

ーマインド(思考)からのいたずらー

でもマインドはこう言います。”「今ここ」ばかりに意識を向けていては一体いつあの問題に取り組むの?現実逃避なんじゃないの?そんな事ばかりしてないでもっと考えて行動しなきゃいけないよ。”

もしくは、”今ここって言ったって、家事もあるし予定もある。今にばかり意識を向けていたら肝心のやるべきことを忘れちゃうんじゃないの?だから過去や未来を考えている事は大事だよ。”

しかし、これはマインドからのトラップです。上質な今ここを過ごしていると、きちんと必要な情報ややるべき事はその時にちゃんとひらめきという形でお知らせが来ます。1秒後でも1秒前でもなく、必要なタイミングで。

色々と今までの過ごし方と違うので、初めは疑いが出たり、それこそ今ここに100%存在しちゃって良いのだろうかという不安が湧いたり、やるべきことを忘れちゃうんじゃないか。なんて思うかもしれません。少なくても私はそうでした。半分は見えない力を信じ、半分はまだ疑っている状態の時にはこのようなマインドのトラップに真剣に引っかかってしまうものです。

でも、これが大丈夫だから不思議な物なのです。あれこれ無駄な思考が無くなりクリアになったからこそ、ひらめき、洞察力がどんどん深まるのです。それでもどうしても不安な時はやるべきことや予定はメモしておくことで安心して今ここを楽しめます。

今回は”上質な今ここ”について私の失敗を元に、これを読んでいる方が同じ間違いを少しでも踏まないようシェアさせていただきました。次回は、さらにこの今ここに加えることでもっと良い気分で過ごすことの出来る光のイメージを加えたパワフルなアイディアをシェアさせていただきます。

良い気分になるアイディア

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