#23 日常の面倒な作業を楽しみに変える2つのアイディア
figではマインドフルネスを取り入れて、日常をもっと平穏に楽しく過ごすための方法をお伝えしています。マインドフルネスは今ここを大切に生きる一つのアイディアです。過去でも未来でもなく今を豊かに過ごす事で、より豊かな人生が引き寄せられていきます。
ー毎日同じことの繰り返し、、ワクワクなんてない。そんな日常の様々なシーンを豊かに変化させていくエクササイズに使おうー
瞑想は心をチューニングしてくれる最高のツールですが、朝パチリと目が覚めてから夜眠るまでの間、私たちが行う行動一つ一つ、今ここに現れている出来事、感情・感覚を丁寧に意識していく事も、心をチューニングするツールとなります。
ここで紹介するのは日常の様々なシーンを、良い気分で心穏やかに過ごすための2つのアイディアです。毎日毎日同じ事が繰り返されているだけで、ちっとも楽しくなんてない。何なら面倒でしかない。。そんな気持ちで過ごしている人はあなただけではありません。例えば、通勤や通学のウォーキングや自転車で通るお馴染みの光景。スーパーで買い物をしてレジで順番待ちをしている時、日々の家事、育児、待ち合わせでなかなか相手がやってこない、渋滞に巻き込まれた、食事に入浴、そして仕事。
その中には日々必ずしなければならない行動もあるでしょう。中には 楽しい事もあるでしょうが、面倒くさいな。嫌だな。というようなものも含まれていると思います。食事は楽しいけど、片づけは嫌だなとか。仕事は楽しいけど、帰ってきてからの掃除や洗濯を考えるとどっと疲労感が湧くとか、普段ならストレスに感じることもまるまるひっくるめて幸せな人生をもたらすマインドフルネスのエクササイズツールとして捉えていくのです。
ー1つめのアイディア。瞑想のツールにして心を静める。ー
一つ一つの行動を意識して行うのと、毎回同じネガティブな反応を無意識に繰り返し、嫌だなと思いながら行うのでは日常の質が違ってきます。ここで、引き寄せの法則も知らず知らずのうちに働いているのです。自分が放っている波動と同じ波動を体験するからです。
良い気分で行動する。それがたった一枚のハンカチをたたむというようなシンプルな行動であってもこの繰り返しが日常の質を変えていきます。
動画のASMRのような袋を開ける、その時の音を聞く、食べる音を聞く、というシンプルな事に意識を集中すると、心地よく、特別なものに感じる。それらは、一種の瞑想、マインドフルネスです。【今ここ】に完全に繋がって、味わっているのです。
だから人は無意識のうちに癒しを求めて、日常を切り抜いたような動画を見てホッとするのかもしれません。誰かが台所でトントンと何かを切って、食事の準備をしている音。ほうきを使って掃き掃除をしている音、足元に舞い落ちる枯葉。霧吹きで葉水を上げている音、みずみずしく輝く葉。そんな何気ないシーンに心を奪われ、癒される。その時、無駄な心のおしゃべりは静まり、しっかりと今を味わい、意識はクリアで、豊かで平穏な気分が立ち上がります。
動画を通してならその良さに気が付くけれど、自分自身を通しては全く良さに気が付かない。それは意識しているか無意識に行っているかが理由です。動画を通して見ていた時には意識がそこに集中していたのでとてもクリアだったのです。背景はぼんやりし、行っている行動にピントがはっきりと合っていたのです。自分自身が行動する時にも同じように、丁寧に意識を集中させる事で、今まで気が付かなかったその行動の豊かさが見えてくるのです。何か神聖なものを、有難さを感じます。
まずは丁寧に行動をしてみてください。誰かに見られている意識を持つと程よい緊張感で丁寧に行動しやすいかもしれません。そしてその時、意識も行動に100%集中してみて下さい、これが大切なキーとなります。意識が過去や未来に飛んでいると気が付いたら、そっと意識を行動に戻してください。これは瞑想と同じ効果を与えてくれます。ネガティブな思考を手放してポジティブな高い波動にチューニングしていきます。
詳しいやり方はこちらのコラムに記載しています。→ 《マインドフルネスを極める》”上質な今ここ”と”今ここごっこ”の見極め方
例えば、本を読む。まず読みたい本を丁寧に本棚から取り出してテーブルに置く。その時本棚からテーブルまで足の裏と触れる床に意識を向けて一歩一歩を味わう。本をテーブルに置く時の音に耳を傾ける。丁寧に座る。座った時の椅子に触れる感覚を味わう。本の表紙の質感を手のひらでスーッとなでて味わう。そのあと丁寧に本を持ちパラ。。パラ。。パラ。。とページをゆっくり丁寧にめくる。めくっている時の指の動き、音、肌触りを味わう。目的のページを味わう。このように、一連の動きの中にある一瞬一瞬を丁寧に味わい、楽しみましょう。
これがマインドフルネスです。この時、心は静かで落ち着いていて、不思議な深い安らぎを感じます。
普段は本棚に向かっているそばから気持ちは本を持っていて、テーブルに置いている時に気持ちはすでに椅子に座りたい。急いでもいないのに、なぜだか【今ここ】とピントが合っていない。いつも数秒先、もしくは心配事や自分を悩ませている事柄に意識は向いていて、今を楽しみ味わえていないのです。今ここを楽しむ事が次にやってくる今ここに楽しさをもたらしてくれるからこそ、これはとてももったいない事です。意識を向けているものに似たものが人生には引き寄せられます。
そういう私も時間に追われて過ごしているとピントずれずれになっている事があります。もちろん途中でハタッと気が付くのですが、そんな時いつも「あえてシンプルな行動をゆっくり丁寧にしてみる」ようにしています。マインドフルネスのスイッチです。
ー2つめのアイディア。日常の面倒だな。を良い気分で楽しむ方法を探してみるー
例えば、食器洗い。
「面倒だな」という気持ちはそのまま自由に表現させてあげましょう。何事も否定や抑え込みは感情への抵抗です。抵抗は抵抗を引寄せさらに苦しくなるのです。「あ~、面倒だなぁ。」とあるがまま表現しつつ、楽しめる方法を探してみて取り入れてみるのも一つのアイディアです。私の場合は食器洗いの時間は音楽を聴く時間と決めています。家族がいてもお構いなしです。しかもかなりノッています。話しかけても聞こえないから、用があったらトントンしてねと言っています。ママは家事の時は音楽を聴いている。というのが今では当たり前になりましたが、はじめは変に罪悪感を感じたり、気持ち的に気を使っていました。でも、大切なのは良い気分である事。良い気分でなければ、家族にも優しく接するのは難しい。ストレスをためず、無理なく、良い気分をキープできるあなたらしいアイディアを探してみて下さい。私は音楽ですが、他には大好きな観葉植物に囲まれながらとか、行きたい場所や欲しい物や良い気分になる切り抜きを目の前に飾ってそれをイメージしながら良い気分に浸りながらとか、はたまた家事が終わったらゆっくりティータイムなどもアイディアです。
もし、見つからない、やっぱり面倒、、であれば無理にやらないというのも一つの選択です。今だと感じたタイミングに少し洗ってみる。それでも良いよと自分を大目に見てあげる。やり方やルーティンに縛られない。そこを自由にしてあげるのも良いかもしれません。何事も新しく始める時には違和感や抵抗感がある物ですが、心地よく感じる感覚、自分をホッとさせる思考に耳を澄ませていきましょう。
自分を良い気分にさせてあげるように丁寧に扱うと、心は満たされていきます。なんて事のない平凡で価値も無いように感じていた行動も、光り輝き始めます。
心がザワザワする、イライラする、あまり気の乗らない日常のやるべき事をする。そんな時のアイディアでした。
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